【著作権法に注意!】「引用」と「参照」の正しい使い方と記載方法

・HOW TO

「引用」がどんなものがご存知ですか? 裏付けや根拠・理論を立証するための情報源として、出版物の一部分を掲載することを引用といいます。

文章を引用するには、著作権法に則って記載しなければいけません。よく理解していないまま使っていると著作権法を侵害してしまうリスクもあります。

また、「引用」と似ている「参照」「参考」。これらは、引用と使い方がどう違うのか、知らない人も多いのではないでしょうか。今回は「引用」と「参照」の使う目的、正しい使い方、記載方法までを解説します。

「引用」と「参照」の違い

記事の中でよく目にする「引用」や「参照」。これらは、

  • 文章をわかりやすくするため
  • 説得力のある記事にするため

に使います。

ポンタ
ポンタ

子どもがよくいう「みんないってた」ってやつも、証拠がないから「みんなってどれくらいだよ!」って突っ込まれて、話にしてもらえないもんね。論より証拠。引用物があると納得してもらえるってわけ!

引用として掲載するものは、信憑性が高いデータでなければ意味がありません。そのため、引用は「オリジナル資料」から抜粋するようにしましょう。

  • 作成されたものが「原本」か確認する
  • 法的根拠の正確性
  • 公式の文献
  • 専門家の文献
YUI
YUI

Twitterは、リツイートしてもオリジナルの引用かせついてくるからいいけど、サイトの場合はリツイートのリツイートを引用するのはNGってことね。

では、「引用」と「参照」は、どう使い分ければいいのでしょうか?

引用とは?

書籍やインターネット上の文章をそのままに記述すること。

「引用」は、記載方法が著作権法で定められています。正しい表記で利用しなければ、盗用や剽窃と見なされてしまうリスクもあります。

参照とは?

文章や図、グラフなどを資料として照らし合わせること。参照や参考の場合、自分の言葉で要約することが求められます。

「参照」や「参考」は、文章や図やグラフを比較することでわかることを自分の言葉で要約することが求められます。

掲載したい箇所は、「引用」なのか「参照」なのか。どちらの条件にあっているか用途によって使い分けましょう。

「引用」の目的と正しい使い方

著作権法4 条1 項よると、著作権者が公表した著作物が引用の対象と定められています。条件に合っていれば、引用して利用することができます。

しかし、未公表のもの、個人宛の手紙やメールなどは無断で公表することはできません。

引用についての著作権法は以下の通り。

[1]公正な慣行に合致すること,引用の目的上,正当な範囲内で行われることを条件とし,自分の著作物に他人の著作物を引用して利用することができる。同様の目的であれば,翻訳もできる。(注5)

[2]国等が行政のPRのために発行した資料等は,説明の材料として新聞,雑誌等に転載することができる。ただし,転載を禁ずる旨の表示がされている場合はこの例外規定は適用されない。

出典:文化庁「著作物が自由に使える場合」より
YUI
YUI

著作権法に記載されている「公正な慣行に合致するもの」の意味ががわからないわよね。

What’s mean?
公正な慣行に合致するものって何?
  • 1:必然性:なぜ、それを引用しなければならないのか「必然性」が該当します。
  • 2:主従関係:引用する側とされる側の双方は、質的量的に「主従の関係」であること
  • 3:明瞭区分性:両者が「明確に区分」されていること

引用する場合は、これら3つの項目を守って掲載しなければいけません。

引用の必然性ってなに?


では、引用の必然性について説明します。

先ほども説明したように、引用することで説明がより明確になったり、証拠となる場合には、掲載が適切と判断されます。

主従関係が明らかであるってなに?

自分の書いた文章が「主」であり、引用物が「従」であることが条件です。引用の割合は厳しく定められていませんが、必要な部分のみの引用であれば本文の1~2割に抑えられるでしょう。

文章の大半を引用文が占める場合は、「転載」といい、著作権者からの許可が必要になります。無許可で範疇を超えた引用をした場合は、著作権侵害とされる可能性があります。

引用が明瞭ってどういうこと?

「引用」は区分・文章・出典の3つが明確に表記されていなければいけません。

  • 囲み罫、ダブルコーティションマーク“”などを使って引用区分を明確にする
  • 文章は変更せずにそのまま掲載する
  • 引用した文献は出典として書籍名などを明確にする

引用文を変更する場合は、著作権者からの許可が必要です。勝手に変更することは、著作権侵害に当たります。

具体的な引用の使い方

文章を引用する際には、「引用区分を明瞭」に記載する必要があります。そのため、どこからどこまで引用した文章かを示すことが求められます。

具体的には、引用文をかぎかっこ「」や、ダブルクォーテーションマークと呼ばれる“”の記号で囲む方法があります。

また、Wordpressのブロックにある「引用」という項目も上手に活用しましょう。検索するとヒットします。

ここに引用する文章をコピーペーストします。文章を変更せずに、枠内に引用文を記載します。

出典:ここに出典元を記載

引用した言葉は、書籍やWebサイトを「出典」として記すのが一般的です。

引用元を入力という箇所に、「出典」と記載し、書籍であれば書籍名・著者名・出版社・発行日などを表示します。

Webサイトの場合にはサイト名やURLを明記し、リンクを貼りましょう。雑誌は、雑誌名・号数・出版社・発売日・掲載頁を表記します。

参照の記載方法

参照や参考に関しては、きちんとしたルールはありません。しかし、文末にまとめて【参考文献】として記載するか、引用と同じ方法で「参照」「参考」と引用元を掲載するのがマナーです。

歌詞の引用について

歌詞・楽曲も著作権法上の著作物になります。

音楽著作物は、(社)日本音楽著作権協会(JASRAC)が一括して著作権の管理を行っています。

歌詞を記載する場合は、JASRACに申請許可を取らなければいけません。

しかし利用許諾契約を締結しているサービス・ブログサービスについては、公表について同意しているため、無料で記載できます。

SNSの投稿で引用する場合

SNSの利用規約には、埋め込み機能を使った引用や転載を承諾する記述があります。TwitterやInstagram、Facebookの記事を引用する場合は、埋め込み機能を使いましょう。

ただし、掲載している側がコンテンツを削除してしまうと、引用も消えてしまうので注意してください。

イラストや写真・動画を引用したい場合

気をつけなければいけないのが、写真・イラスト・アニメです。芸能人の写真やアニメのキャラクターは、公式で禁止されているものは転載できません。「コピー・無断転載は禁止」などの記載がないか、しっかりチェックしましょう。

引用の必要性もなく、コンテンツの見栄えやファンだからという理由で転載することは著作権侵害にあたります。

イラストなど著作権者が禁止していないものは、解釈・批評、理由づけとして必要な引用であれば、イラストや画像も掲載することができます。

引用のルールに則って、囲みケイとダブルコーテーションマークを使用して、下に出典を表記する必要があります。

おすすめの本はこちら

絵師やイラストレーター・写真・文章など自分の制作物には、すべて著作権があります。Webやエンターテイメントでの著作権についてまで、しっかり書かれているので専門分野のクリエーターは一度読んでみることをおすすめします。

まとめ

書籍やデータ、外部のWebサイトから必要な文章・データを活用する場合は「引用」を使いましょう。また、比較してまとめる場合は「参考」「参照」として掲載します。きちんと引用元を記載し、著作権法に違反しない正しい使い方をしましょう。

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